料理研究家主催の少人数制料理教室。レシピ開発、フードコーディネート、テーブルコーディネートも承ります。

プティ・ボヌール

2009年06月のプティ・ボヌール

生憎の雨の中、箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』まで優雅ランチに出かけました。

箱根までは、新宿からロマンスカーで向かうことに。
何か、日帰り旅行みたいやね〜、ルンルン♪
が、しかし!
朝からアクシデント発生!!
待ち合わせの新宿まで、何と私は電車に乗り遅れてしまい、乗り換えした山の手線にも見放されて乗り遅れ、到着したのはギッリギリの時間。

むっちゃ心臓に悪いーーーー(><)
ていうか、もっと余裕を持って家を出なかった私が悪いー(><)

何はともあれ、無事に新宿10時発のロマンスカーに乗り込み、バクバク状態だった心臓が落ち着いたところでY子ちゃん持参のシャンパーニュで乾杯!
んーーー、何だかプチバカンス気分〜♪


小田原からは、この時期に「あじさい電車」で親しまれている箱根登山電車に乗って強羅まで。
雨にもかかわらず、観光客の人で車内は満席状態です。
紫陽花ってやっぱり雨のほうが似合う気がするなぁ。
色とりどりの紫陽花が見頃ではあるのですが、この登山電車の揺れが何とも心地よく、何度ガクッと眠りに落ちそうになったことか。
強羅からは、タクシーの運転手のおっちゃまの箱根ガイドを聴きながらオー・ミラドーまで。

緑の木々に囲まれたオーベルジュ・オー・ミラドー。
何て、イイ雰囲気なんでしょ♪
ガラス張りの明るいテラス席に案内され、いただいたのは、シェフおまかせの初夏のコース。
お天気が良かったら外のテラス席でお食事できたんだろうけどなぁ、残念。

「淡竹だけのガレット 芦ノ湖マスとまぐろのフュメを添えて」
「金目鯛のクリスピーロースト 三島の甘いトマトのラグーとオリーブオイルのエマルジョンソース」
「天城シャモのスパイスグリル ガーリック風味のマデラソース」
「あかねりんごのバァバァとそのソルベ添え」

リピーターであるY子ちゃんから
「ポーションが多いから、お腹すかせてきたほうがイイよ」
と聞いていた通り、すごいボリューミー。
朝ごはん抜いてきて良かった・・・。

脂が乗った金目鯛は身がジューシでほっくりしていて、うろこの付いた皮はパリパリ。
Y子ちゃんおススメの天城シャモの何とも柔らかいこと!
芦ノ湖マスや天城シャモ、相模と駿河湾の鮮魚、そして無農薬野菜に旬の果物。
勝又シェフは素材に強いこだわりをお持ちで、どのお料理にも素材の旨さが見事に活かされています。

中でも、今日一番印象に残ったお料理は「淡竹だけのガレット」!
細切りにした淡竹をチーズと合わせてガレットに仕立て、とろりとしたマスとまぐろのフュメに仕上げはたっぷりのサマートリュフ!!
シャキシャキとした歯ごたえの淡竹にチーズのコク、マスとまぐろのフュメの濃厚な旨み、そして芳醇なトリュフが重なり合って、たまらなく美味!!!
この最初の一品で、ノックアウトされた私。
な〜んて贅沢で幸せな料理なんだっ!!

「あーあ、今日、来れなかった人たち、可哀想だね〜。何で来なかったんだろうね〜」
と言いながら、美味しいお料理を堪能した私達。

本当は、エステ付きのランチにしようと話していただけれど、残念ながら火曜日はエステはお休み。
ガックシ(><)
でも、食事の後にエステなんてしてもらったら、絶対に帰れなくなっちゃうやろなぁ〜。
次回はお泊りエステ付きコースに決まりやね。


『オーベルジュ・オー・ミラドー』
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根159-15
電話:0460-84-7229

http://www.mirador.co.jp/

2009.6.23

今日はフードソムリエ主宰の上野万梨子先生との料理勉強会。

今回のテーマは『WA−fumi』です♪
ちょうどレッスンが開催される数日前に、先生の『上野万梨子の123レシピ』という料理本を見ていたので、どんなお料理が登場するのか非常に楽しみなのでありました♪

●WA-fumiアミューズ寿司3品
「うなぎの蒲焼きとピペラドの蒸し寿司」
「鯛のアーモンド寿司」
「スモークサーモンのワカメと香草薬味寿司」
●WA-fumi タブーレ
●WA-fumi ルッコラ蕎麦
●羊羹マンディアン
●プリンスメロンと生姜のコンフィの味醂カクテル

今回も「へぇーーーーっ!」と驚きの連続だった訳なのですが、特に感動したのが一品目の「うなぎの蒲焼きとピペラドの蒸し寿司」!

寿司飯の上にパプリカや玉ねぎをトマトで煮たバスク地方の郷土料理「ピペラド」と薄焼き卵、そして、バルサミコ酢を加えた蒲焼きのタレを塗り、タイムをまぶしたうなぎの蒲焼きを乗せて蒸し寿司にしてあるのですが・・・。
実は私、うなぎが超苦手(><)
穴子は大好きなんだけど、うなぎの、あの皮の土臭いところがどうも苦手(><)
美味しいうなぎ屋さんの蒲焼きだからと言われても、全くのお手上げ状態だったのに・・・

一口食べて驚き!!!

タイムがうなぎの脂と臭さを見事に爽やかなものに変え、バルサミコ酢を加えたうなぎのタレは単に甘ったるいだけではなく、バルサミコ酢の酸味が加わって、まったりとふくよかな甘みのタレになっている!
もう、コレ、うなぎのタレとちゃうやん!!

タイムの香りとバルサミコヴィネガーの甘酸っぱい味わい、そしてピペラドの野菜の甘みが三位一体となり、何とも新しい味に変化しています。

うなぎを食べれた自分に、ビックリ!
ミヤソムリエ的に言うと、バビューーー驚いた!!


うなぎの蒲焼きにピペラド。
そもそもこの組み合わせが生まれたのは、バスク地方ではうなぎをよく食べているそうで、だったら、うなぎの蒲焼きにピペラドが合うのでは?
というひらめきから思いついたんだとか。
『上野万梨子の123レシピ』に載っている「白あん&ブルーチーズのクレープ」も、ロックフォールの産地で白いんげんがよく料理に使われているというところから、じゃぁ白あんにほんの少しのブルーチーズを加えたら美味しいんじゃない?、とひらめいたんだとか。

こうした、ほんのちょっとしたことからの「はっ!!」とした一瞬のひらめきから、美味しさの方程式を生み出してはるんやなぁ。
はぁ〜〜〜。
やっぱり、上野先生のクリエイティビティはすごいです。
先生の手にかかると、うなぎの蒲焼きやお蕎麦、羊羹までもが、お洒落なフレンチになっちゃうねんもん。
とてもじゃないけど、思いつかへん(><)

という訳で、今日は、上野先生の「WA-fumiの極意」に触れることが出来た貴重な1日なのでありました。

今日は関西ナニワンヌのミヤ姉が主宰する『boa mesa』のレッスンで北鎌倉のミヤ姉宅まで。
前回、参加できなかったのでとても久しぶりなのであります。
大船からミヤ姉の自宅まで行く道筋には、鮮やかな紫陽花の花々が咲き乱れ、それはそれはとてもみごと!
何でも、知る人ぞ知る紫陽花の名所なんだとか。

で、今回のレッスンメニューは初夏の和食がテーマ

「豚ロースのレタスロール トマト味噌ペースト」
「れんこんつくねの揚げ煮 エアーレンコンチップス添え」
「ちりめんじゃこごはん バター柚子こしょう風味」
「ほうじ茶と豆乳プリン」

どのお料理も全て美味しかったけれど、感動的だったのはトマト味噌!
トマトとお味噌、実はとっても相性が良いんです。
というのも、トマトの旨みのベースはこんぶや干ししいたけと同じグルタミン酸。
だから、発酵食品の味噌と合わせると1+1=5くらいになっちゃうほど、美味しさの相乗効果が生まれるんですね。
ミヤ姉はお味噌汁にトマトを入れるらしく、実は私も実家でよくトマトのお味噌汁を飲んでいたので、その話からもトマトと味噌の相性の良さは保証済み。
うーーーむ、なるほどなるほど。
ミヤ姉のレッスンを受けると、いつも「料理って本当にサイエンス!」と思ってしまうのであります。

家に帰って、早速このトマト味噌を作ってみました。
私の十八番である味噌とマヨネーズを使った和風グラタンにしたり、そのままクリームチーズやきゅうりに塗って食べても美味しいだろうなぁ。
と、いろいろ美味しいアイデアが浮かぶ中、このトマト味噌にみりんとお酒を合わせたものに豚肉を漬け込んで「とんみそ」に。
とんみそちゃん、大根と一緒に煮ようかな?
それとも、なすやピーマンと一緒に炒めようかなぁ♪
味噌を使ったお料理は大好きなので、トマト味噌を使ったお料理のレパートリーが増えそう♪♪
ミヤ姉、どうもありがとう〜♪♪♪
2009.6.21
とうとう・・・、いやついに!
「黒猫2匹飼い」への禁断の扉を開けてしまった私・・・。

ずーっと前から、もう一匹猫ちゃんが欲しいなぁ〜と言い続けていたものの、やはり一人っ子育ちのピギーがどういった反応を示すのかがとっても心配で、しかもマンション暮らしだったので諦めていたのに。

ある日、主人が教えてくれた「いつでも里親募集中」http://www.satoya-boshu.net/keisai/c.htm
というサイトを見てしまったものだから、もう、これはチコニャンゲットするしかないでしょう!

今のこの時期、春出産で生まれたチビ猫ちゃんが多く捨てられているそうで、子猫の里親募集の多いこと。
毎日のように里親募集の更新がされていて、保護した経緯を見るたびに心が痛んで泣けてきます。

こんなちいちゃな子達を、何で捨てるんやろ?
動物の命を粗末にする人間の気がしれんわ。

「ピギーが可哀想だろ」
とプチ反対する主人に
「こんなサイトを私に教えたアンタが悪い」
と反論し、チェリーという仮名の黒チビ猫とお見合いすることに。

さて、ピギー嬢の反応はいかに?


お世話になっているアサヒビールさんから7月に「トライアングル・ドール」というテーブルワインが発売されます。

今日は「トライアングル・ドールとおうちごはん」というテーマのWeb取材があり、実際にレッスンに参加された生徒さん達にも協力していただきました。
(当日、ご協力くださった皆さま、お疲れ様でした&ありがとうございました!)

レッスンと平行で撮影は進み、トライアングル・ドールの試飲と通常レッスンでお出ししているワインも含め、何やかんやで結局5〜6本空いていたような・・・。
案の定、レッスンと撮影終了後はアフター飲み会となり、昼飲み→夕飲みへと飲みタイムは続行され、私もすきっ腹で飲み会に参加したもんだから、結構(いや、かなり)イイ気分に〜♪♪

詳しい内容は7月13日に更新予定のASAHIWAIN.comでご覧ください!
6月のレッスンでご紹介した和食メニューと洋食メニューの計6品のレシピも掲載されます♪
2009.6.4

新緑がまばゆいこの時期。
友人Iちゃんと二人、町田は鴨川にある白洲次郎さんと正子さんが暮らしていた『武相荘』に行ってきました。

女二人でのドライブなので、ずーっとぺちゃくちゃお喋りし通しだったものだから、アッという間に到着。
イメージでは、もーっと山奥にあるのかと思っていたんだけれど。

実際に武相荘に行くのは初めてだった私は、とにかく、白洲夫婦の抜群のセンスの良さにただただ
「ひゃぁーーーー、むっちゃステキやね〜〜♪」
と感動しっぱなし。
立派な竹林があり、至る所に草花が生い茂っていて(この時期は色とりどりの紫陽花がとても美しく、どくだみの白い花も可憐に咲き乱れていた)何だか、流れている空気が違う!
竹で作ったランプや郵便受けなどなど、次郎さんお手製の作品も武相荘の雰囲気と非常にマッチしていて
「こんな家に、住みたいっ!!!」
とテンションはアゲアゲに。

年配のおばちゃまグループやご夫婦連れが多く、ご主人様が隣にいるにも関わらず
「次郎さん、ホンットにステキッ!!」
と次郎さんのポートレイトを見て、目をハートにしているおばちゃまの多いこと。
確かにカッコ良すぎます、次郎さん。
超セクシーでダンディーや。

母にこの日のことをメールで知らせると、何と、私の祖母が正子さんの大ファンだったそうで、本は全部持っているし、正子さんご本人にも何度か会いに行ったんだとか。
そういわれてみれば、なんとなーく正子さんと祖母の雰囲気が似ていたっけ。
このページの一番上へ