甘酒教室の後は、甘酒料理を中心としたお食事会。
前回のお醤油教室は講義のみだったのですが、今回は友人同伴だったのでランチ付きにしたのであります。
お飲み物付だったので、迷わずここは日本酒をチョイス!
いただいたのは寺田本家の『香取』という精米歩合90%の荒すぎる雑味だらけな日本酒。
店長さんは「日本一不味い日本酒です。僕はあんまり好きじゃありません」とおっしゃっていましたが・・・
うそー、何で?私は好きやわ、このお味!!
こういう男前でワイルドな味の日本酒に出会ったのは初めてかも。
普通の日本酒って、フルーティーで上品過ぎんのよねぇ。
日本一不味い日本酒と言うのはあんまり〜、むっちゃ美味しいのに!
お料理の一品目は、一番甘みが強くなるという黒米の甘酒で作ったドレッシングがかかった野菜サラダ。
このドレッシング、色がとっても綺麗で、ほんのり甘くて美味しい♪
ホタテや白身魚とも合いそうです。
続いては甘酒に漬けたお刺身の盛り合わせと「ひしお」。
この「ひしお」はイカの塩辛にもろみだとかいろいろと混ぜ合わせたもので、ここを紹介してくれた友人が「酒好きなら絶対に買い!」と太鼓判を押していた一品。
あわびの肝だとか、さらにいろいろ混ぜ合わせたバージョンもあり、何を混ぜてあるのかは企業秘密なんだとか。
あまりにも評判が良いので、この「ひしお」教室の開催も検討中なんだそう。
やーん、是非是非、開催して欲しいのであります!絶対に参加!
続いては、甘酒に漬けためひかりの唐揚げ。
すんごく身がほくほくで甘い!
めひかりちゃんって、こんなに美味しかったっけ?
同じく、甘酒に漬けた鮭も身がほっくりとしていて、普通の焼き鮭とは別物の美味しさ。
これも、酵素と菌の宝庫で数え切れない程の効能を持つ生甘酒の成せる業です、すばらすぃ!!
そして〆のお食事は、岡山備前の郷土料理「どどめせ」。
炊き込みご飯にどぶろくをかけた「どぶろくめし」が訛って「どどめせ」となり、岡山ちらし寿司の元祖といわれている炊き込みご飯に酢を混ぜた「備前ばらずし」として発展したのだそう。
今回いただいたのは、鎌倉時代末期に食べられていた昔のレシピであります。
地元岡山でも、この食べ方のどど飯を出しているお店は無いらしい。
ベースの炊き混みご飯が、おダシのうま味がきいていて美味しいのも勿論なんだけど・・・。
どどめせ!な〜んて〜美味なのかしら?!!!
即完食したのでおかわりしちゃいました。
どどめせの美味さにも驚かされましたが、おきて破りの末に完成したというお味噌汁にも驚いた。
味噌と甘酒に水だけのお味噌汁を「秘伝のタレ」のように数ヶ月間寝かせて作ったそうで、ダシは一切使っていないんだとか。
甘酒に漬けたべったら漬け、最後は4種類の甘酒にフルーツと甘酒のシャーベットが甘味として登場し、本当にもう大満足のランチ♪
あーーー美味しかった!
この教室は絶対にランチ付きを選択するべし!であります。