今日は日本でも雑誌で紹介されている話題の「Restaurant kei」へ。
星付きレストランを経てアラン・デュカス・オ・プラザ・アテネのスーシェフを務めたのちに独立された小林圭さんのお店です。
残念ながら、ディネは予約が一杯でしたのでディジュネで伺いました。
店内のインテリアはシャビーな壁にゆったりとした上品なグレーの椅子と真っ白なテーブルで何ともエレガントな雰囲気。
4月から取り付けたというサン・ルイクリスタルとシェフのコラボで完成した豪華なシャンデリアがキラキラと輝いています。
ソムリエの方曰く、まだ日本のメディアではこのシャンデリアのついた写真が掲載されていないのだそう。
もしや、私のブログで先行紹介?!
テーブルに着くと、アミューズがすぐに運ばれて来ました。
バジルと生姜のグラニテ
柑橘のムース
ホワイトチョコとピスタチオのタルト
ほぉーー♪
お味も見た目も素晴らしい〜♪♪
ディジュネは2コース
どちらのコースにするのかアミューズとシャンパーニュを頂きながら決めるのですが、
折角来たのだからと、お料理7品デザート2品の計9品で構成されているシェフのデギュスタシィオンコース(92ユーロ)をチョイスしました。
お料理の内容はサプライズということで秘密なのだそう。
ただ、メインのお料理で使われるエメンタール地方のシメンタール牛を60日間ドライエージングした牛肉の塊をギャルソンの方が見せにいらっしゃいました。
こんな凄い塊肉を見せられたら、そりゃ、牛肉を選ぶでしょーよーーー!
と言うところですが、
鴨と牛ならどちらがシェフはオススメですか?
と旦那さん。
本日は鴨肉がとても良いので是非オススメしたいというシェフからのお返事でしたので、鴨に決定!
わーい♪鴨LOVE♪♪
まずは今が旬のホワイトアスパラガスのグリルが登場。
軽くスモークされています。
最近のシェフのお気に入りの調理法なのだとか。
ヨーグルトのムースタイプのソースもスモーク風味です。
続いてサーモンミキュイと自家製マヨネーズの菜園サラダ
わーーー綺麗っ!!
と、その美しさに思わず叫んでしまったほど。
ハーブや花をふんだんに取り入れてあり、まるで小さなお城の庭園のよう。
色合いといいデザインといい、盛り付けのセンスがとても素晴らしいです!!
的鯛のタルタルには、チェリーとルバーブ、アーモンドを組み合わせ、少しだけコリアンダーの風味を効かせてあります。
赤ワインのエシャロットと一緒に食べると、また違った味わいに。
タルタルの周りには シローといって棗やしの白い小花が散りばめられていました。
可愛い〜♪
お魚料理2品目は、チュルボ(ヒラメ)のポワレです。
どうやったらこんなにフワフワに焼けるの?
と言うくらい、とても柔らかな焼き上がり!
黒いソースは、イカ墨入りのピストゥーソースでした。
このソースのお味がまた絶品♪
オマール海老のスープ
ココナッツの泡のムースとザクロソースがかかってあり、マスカットにミントやタラゴンのハーブが爽やかさをプラスしています。
面白い組み合わせのスープです。
冷凍されたお皿と一緒に運ばれて来たのは、お口直しのグラニテ。
レモンチェロ風味のグレープフルーツのグラニテで、一口サイズのタブレット型です。
そしてシェフオススメのシャラン鴨の低温ロースト!
流石!火入れが完璧ーーー!!
アリコベールとアスペルジュソバージュのソテーにアーモンドをトッピングした付け合せ。
黒いパウダーは、何と、黒焦げにした玉ねぎのパウダーなのだとか。
最後のお料理は、白ワインのソースと黄桃のピュレを合わせたゴルゴンゾーラのムース
まるでデザートのように軽いテイストです。
青カビチーズが苦手な方でも、これなら大丈夫そう。
最初のデザートはバシュラン。
何とも可愛らしいピンク色の球体は、フランボワーズのメレンゲです。
中には白味噌のアイスとイチゴとヨーグルトのムースが入ってあります。
デザート2品目はブランマンジェ
チェリーとルバーブ、生のアーモンドがトッピングされてありました。
お味は杏仁豆腐のフレンチ版といったところ。
チェリーの酸味が程よくマッチングしています♪
締めくくりの小菓子は、チョコ&ジャスミンのムースにはちみつとピスタチオのヌガー、
そして、ほうじ茶とショコラのミニタルトの3品。
どのお料理とデザートも、とってもエレガントでロマンティック!
旬の素材にハーブやお花をふんだんに使い、シェフ独自のエッセンスが随所に感じ取れるのでありました。
ノムリエです♪と自らおっしゃるソムリエの北山さんが選んでくださるワインも美味しいし、
お店のギャルソンのサービスも申し分なし。
とても素晴らしい&楽しいディジュネをいただけて本当に幸せな1日でありました♪♪
「Restaurant kei」
http://www.restaurant-kei.fr/welcome-japan.html