料理研究家主催の少人数制料理教室。レシピ開発、フードコーディネート、テーブルコーディネートも承ります。

プティ・ボヌール

2015年10月のプティ・ボヌール

2015.10.13
19年前、私達夫婦が結婚した年の夏の夜に、手の平サイズの小さな黒猫と出会いました。
それが、我が家の長女であるピギーです。

ピギーは赤ちゃんの頃から一匹で育ったせいか、
彼女の行動はまさに人間の子供そのものでした。

自宅の庭で投げた小石を猫パンチでアタックし返すアタックナンバー1ごっこが大好きで、
毎朝、ベランダのドアの前で「ニャー(やろうよー)」と催促してきたり。
小さい頃はドライブが大好きで、車のキーを見せると「ニャーニャー(早く行こーよー)」と言いながら、玄関まですっ飛んで行ったり。
淡路島へキャンプに行った時は、飲んだくれてビーチで大の字で寝ていた私達の横で一緒になって大の字で寝ていたり。
友人が茹で過ぎて誰も食べなかったそうめんを、唯一、ピギーだけが沢山食べていたり。

主人のフランス転勤が決まった時は、一緒に飛行機に乗ってパリまで連れて行ったのですが、
エールフランスのCAさん達が猫好きだったようで、
何か飲み物はいらない?お腹は減っていない?
と、私よりもピギーのほうがサービスが良く、しょっちゅう撫でに来ていました。

パリで住んでいたマンションは、夜になると中庭でお散歩している猫ちゃんが多く、ピギーもお散歩が大好きでした。
面倒臭いから、お散歩はまだ今度ね、なんて言おうものなら、
自分でドアノブにジャンプして開け、エレベーター前で待って「ニャーン」と
はよ連れてけコールが始まります。

エレベーターで一緒になった住人からは
「とても綺麗な黒猫ね!何ていう名前なの?」
と毎回聞かれ、
ピギーという名前だと答えると、
「こんなにスリムなのに何で子豚ちゃん?!」
と、毎回、同じような答えが返ってきていました。

実は、モンサンミッシェルにも一緒に旅行したピギー。
街中を散歩している時は、周りの外国人達が、
えっ?何?猫??!
と、めちゃくちゃ驚いていましたっけ。

と、挙げればキリがないくらい、自分の事を猫とは思っていなかったであろうピギーが、
一昨日、11日の夜に亡くなりました。

火葬してくださったおじさんが言うには、20歳くらいの猫でこんなにしっかりとした綺麗な骨が
残るのは1000匹に1匹の割合なんだそうです。
大事に育てられた幸せな猫だったんだねと。

歩けなくなり、寝たきりになってしまったピギーの介護中、
本当は、もう放っておいて欲しいのかも?
延命の為に介護を続けるのは、私のエゴなのかも?
とずっと悩みながらの毎日でしたが・・・。

ピギー、長生きしてくれて本当にありがとう!
いつまでも、だ〜い好きやで〜!!


昨日まではお天気続きだったのに、午後からは大荒れのお天気に・・・(><)
こんな大荒れで風が強い日や、台風が来た時にいつも思い出すのは、我が家のユーカリちゃん事件です。

一昨年の9月の台風の時、窓から外を見ると、我が家のユーカリちゃんがバーンッと道路に倒れているのを発見!
ぎゃーっ、こりゃ大変だっ!!(><)
とりあえず、電柱にくくりつける応急処置をし、台風一過の翌朝、様子を見に行くと、
根元からボキッと折れてしまっているではありませんか!!

えーーーー?!
折角、6年かけて大きく育ったのにっ?!
わーーんっ!!

実は、数年前の台風の時にもバーンッと倒れてしまい、その時は何とか無事だったのですが、
今回はどうする事も出来ないので、旦那さんと二人で泣く泣くユーカリちゃんを伐採することに(涙)

ユーカリちゃん、ごめんよー成仏しておくれよー、と言いながら解体していったのですが、
沢山の葉っぱが残ったので、折角だからユーカリちゃんのリースを作ることにしました。

葉っぱのついた枝を束ねてひたすらつなぎ合わせていると、
気がついたらめっちゃ巨大なリースになってしまったではないですか!
ベランダで乾燥させ、太いワイヤーで固定して丸い形に整えて何とかリースが完成。

あまりにも大きいので、どこに飾る?
と揉めた結果、3階に上がる階段の壁に飾る事にしました。
わずかではありますが、階段を上り下りする度に、ユーカリの香りがフワ〜ンと鼻をくすぐります。

実はユーカリには様々な効能がありまして、
精神を安定させる他、抗菌作用があるので空気を浄化してくれるんです。
抗ウィルス作用、免疫系の強化、喉の炎症を鎮め呼吸器系にも効果があるので、風邪やインフルエンザが流行る時期には、ユーカリはとても役立つハーブなのですよ〜♪
見た目もナチュラルシンプルでインテリアの邪魔にならないし、一石二鳥!
ユーカリちゃん、リースになってまた我が家の一員として戻ってきたのでありました。
このページの一番上へ