料理研究家主催の少人数制料理教室。レシピ開発、フードコーディネート、テーブルコーディネートも承ります。

おいしい一皿Recipe

「きのこと栗のチキンカレー」

材料:4人分
  • 鶏もも肉 400〜500g
  • 玉ねぎ(中) 2個
  • にんにく 1片
  • じゃがいも(中) 2個
  • しめじ 1パック
  • エリンギ 1パック
  • しいたけ 1パック
  • 栗(むき甘栗) 16〜20粒
  • バター 50g
  • サラダ油 大さじ3
  • 塩、こしょう、ガーリックパウダー 各少々
  • ローリエ 1枚
  • ハウス「ザ・カリー」(辛口) 1箱
  • 水 200cc
  • 赤ワイン(辛口) 300cc
  • トマト水煮(缶)400g
  • ウスターソース 大さじ2〜4
  • しょうゆ 大さじ2
  1. 鶏肉は一口大に切って塩、こしょう、ガーリックパウダーをふり、小麦粉大さじ1をまぶす。バター10gとサラダ油大さじ1でこんがりとなるまでフライパンで焼き、ブランデー大さじ1をふりいれてフランベする。
  2. 玉ねぎは薄くスライスに、じゃがいもは一口大にして水にさらす。キノコ類は石づきを切り落とし、しめじは小房に分け、エリンギは縦半分に切ってから2〜3等分にしさらに縦スライス、しいたけは軸を切り落として半分に切る。
  3. 煮込み鍋にバター20gとサラダ油大さじ1、皮をむいてつぶしたにんにくを入れて火にかけ、にんにくの香りが立ったら2の玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。ふたをして弱火で10分ほど蒸し焼きにし、さらにキツネ色になるまでじっくりと炒める。
  4. 3の鍋にじゃがいもを加えて炒め合わせ、1の鶏肉、水、赤ワイン200cc、ローリエ、付属の煮込み用ブイヨンペースト、トマトの水煮を潰しながら加え、中火で沸騰させアクを取る。弱火にして時々鍋底からかき混ぜながらフタをせずに1時間ほど煮込む。アクはこまめに取り除く。
  5. フライパンにバター20gとサラダ油大さじ1を熱し、2のキノコ類を入れて炒める。しんなりとしたらむき栗を加えて炒め合わせ、4の煮込み鍋に残りの赤ワイン100ccと一緒に加えてさらに15分ほど煮る。
  6. 一度火を止めてカレールーを加えて溶かし、ウスターソースとしょうゆも加えて再び弱火で5分ほど煮込む。
  7. 皿にご飯を盛ってカレーをかけ、あればフライド・オニオンやガーリックチップなどを散す。

昔アルバイトしていた料亭のまかないで出てくるカレーが死ぬほど辛いんだけど止められないくらい美味しくて、そのコツを板長さんにたずねたら「最後に加えるウスターソースの量でいくらでも辛さの調節が出来るで」と教えてくれました。それ以来、カレーには必ずウスターソースを入れるようになったのですが、苦味を出すためにチョコやコーヒーを入れたり、パイナップルの缶詰のシロップやカルピス、ヨーグルトで甘味や酸味をプラスする、というように加える隠し味は作る人によって千差万別。でも、カレーってほんとにいろんなものをミックスするほど複雑な味になって美味しくなるから不思議ですよね。

今回は、いつも家で作っている定番のチキンカレーに秋らしくきのこと栗を入れてみました。きのこはマッシュルームやエノキでもイイし、野菜もかぼちゃや人参などお好みでアレンジしてみてくださいね。最後に生クリーム大さじ3をカレーに加えて混ぜるか、盛りつけたカレーに生クリーム少量をかけるとマイルドな感じになるので、辛口が苦手な方でも食べられる味になります。
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