料理研究家主催の少人数制料理教室。レシピ開発、フードコーディネート、テーブルコーディネートも承ります。

今月のワインセミナー

〜それは1本のワインから始まる、楽しく華やかな至福の時間〜

難しいことは抜きにして、素直に自分が「美味しい♪」と感じれること。 それがマリアージュ! ワインとお料理の相性についてほんの少し知っていれば、大切な人達と過ごす食卓での時間や気分も違ってきます。 そんなお料理とワインのマリアージュの楽しさを、ご一緒に感じていただければと思っています。

『残暑を乗り切るサッパリテイストのお料理』
まだまだ残暑が厳しい8月。
今月は、太陽と情熱の国「スペイン」をテーマに、バレンシアオレンジやシェリーヴィネガーなどを使った、ひんやり&さっぱりに夏バテ解消効果◎のお料理とスペインのワインのマリアージュです。

『ガスパチョ風 トマトのゼリー』

デザートのような見た目の前菜は、アンダルシア地方の郷土料理「ガスパチョ」とフィレンツェの「チブレオ」のトマトゼリーからヒントを得て作った、ちょっぴり辛いトマトのゼリー。きゅうりやセロリの代わりにりんごやオレンジなどフルーツをプラスすることで、野菜の青臭さがない爽やかなテイストになります。ゼラチンで固めずにカップに注いで氷を浮かべてクールスープに、またはパスタを入れてスープパスタにアレンジしても◎。野菜類はフードプロセッサーにかけていますが、みじん切りにして加えると食感がプラスされます。仕上げは「キヨエ」のエキストラバージンオリーブオイルをかけて。

『チキンのシェリービネガー煮』

スペインを代表するお酒、シェリー酒を長年熟成させて作られたシェリーヴィネガー。独特の深い香りを持つこのヴィネガーを使った煮込み料理は、お酢効果でチキンはホロッと柔らか♪トマトペーストと生クリームのコクで更に美味しさは増し、隠し味で入れるはちみつの自然な甘さで最高に美味しいソースの完成となる、手軽で美味しい煮込み料理です。きのこのソテーと粉ふき芋を付け合せにしましたが、グリーンアスパラガスやインゲンなど季節の野菜を茹でたものや、パスタを添えても。バターライスにたっぷりかけていただくと、とっても美味です♪

『オレンジと生ハムの冷製カッペリーニ』

スペイン料理ではポピュラーなオレンジのサラダを冷製パスタにアレンジ。
これまたスペインでは定番の食材、ブラックオリーブと生ハムを一緒に加えました。ブラックオリーブと生ハムの塩気がオレンジの爽やかな酸味とマッチしています。さらにディルのグリーンで見た目もテイストも一段と夏らしい仕上がりに。生ハムの代わりにタコやイカ、エビなどのシーフードで作っても美味しいです。にんにくをきかせたヴィネガーのソースが全体のまとめ役。バルサミコヴィネガーを隠し味にほんの少し加えることでまろやかになります。

今月のワイン

『モンテ パルマ ヴェルデホ 2007 DOルエダ』

ヴェルデホ85%、ビエラ15%

モンテパルマ醸造所は、ドゥエロ川流域、ポルトガル寄りに位置するカスティーリャ・レオン州にあります。 産地のルエダはスペインを代表する白ワインの産地として有名です。
樹齢50年のヴェルデホ種からの豊かなコクとビウラ種の持つ心地よさが一つになったみずみずしく豊かな香りと味わいが魅力的な辛口の白ワインです。

『ヴィーニャ エルミニア クリアンサ 2003
                      DOCリオハ』

テンプラニーリョ85%、ガルナッチャ15%

リオハ/バハ地区に位置する生産者です。
ルイ・カバレログループに属しており、さまざまなタイプのリオハワインを生産、キメ細やかなタッチと上品な果実味が一貫したスタイルになっています。 フレンチオークとアメリカンオークで12ヶ月熟成された心地よい樽香が印象的な赤ワインは、キメ細やかなタッチで、上品な果実味と口当りが滑らか。

『スマロッカ カヴァ ブリュット レゼルバ 2006』

パレリャーダ42%、マカベオ27%、チャレロ24%、シャルドネ7%

スペインの北東部ペネデスはカヴァで有名で、魅力的で革新的な産地です。
スマロッカ社はスペインの伝統的なぶどう品種だけでなくフランス・ブルゴーニュやアルザス、ボルドーのぶどうも取り寄せ研究しています。
このカヴァのぶどうは全て自社畑のものを使った高品質で、リーズナブルなスパークリングワインです。

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