料理研究家主催の少人数制料理教室。レシピ開発、フードコーディネート、テーブルコーディネートも承ります。

今月のワインセミナー

〜それは1本のワインから始まる、楽しく華やかな至福の時間〜

難しいことは抜きにして、素直に自分が「美味しい♪」と感じれること。 それがマリアージュ! ワインとお料理の相性についてほんの少し知っていれば、大切な人達と過ごす食卓での時間や気分も違ってきます。 そんなお料理とワインのマリアージュの楽しさを、ご一緒に感じていただければと思っています。

『秋の味覚を先取りしましょ♪初秋のイタリアンメニュー』
秋といえばやはり味覚の季節!
今月はボーノなお国の「イタリア」をテーマに、トリュフが香るお魚料理やきのこ、かぼちゃを使ったイタリアンと、イタリアワインのマリアージュです。
砂肝ときのこのバルサミコクリームソテー

『砂肝ときのこのバルサミコクリームソテー』

コリコリとした食感が楽しい「砂肝」は焼き鳥でおなじみの食材ですが、砂肝はしっかりとした味付けのほうが美味しいと思うので、バルサミコ酢を使ったソテーにしてみました。 固い白い筋の部分を取り除いたら4等分に切ってバターで炒めます。その後、砂糖にバルサミコ酢としょうゆを加えて汁気がなくなるまで炒め、最後に生クリームを加えて塩、こしょうで味を調えます。 コックリとしたバター風味のバルサミコクリームが、砂肝にピッタリ♪
砂肝は炒めすぎると固くなってしまうので、手早く仕上げましょう。

カジキのサルティンボッカ風 トリュフバターソース

『カジキのサルティンボッカ風
             トリュフバターソース 』

サルティンボッカとは「口の中に飛び込む」という意味のイタリア料理。仔牛を使うのがポピュラーですが、カジキでアレンジしてみました。カジキは魚というよりも鶏の胸肉のような食感なので、フライにするのもオススメです。
小さくちぎったセージをカジキと生ハムでサンドして焼き、白ワインを加えて煮立て、最後にトリュフバターで風味をつけています。トリュフバターは少量でもとても良い香りなので、あまり入れすぎないように注意してください。
付け合せは好みの野菜を添えて。                                                                

かぼちゃのニョッキ ゴルゴンゾーラソース

『かぼちゃのニョッキ ゴルゴンゾーラソース』

最も簡単な手打ちパスタのニョッキ。
今回は、かぼちゃを使って、ほんのりと甘みを残しています。かぼちゃの代わりにさつま芋で作っても美味しいですよ。

バターと粉チーズでシンプルに食べるのもオススメですが、このかぼちゃのニョッキには、やはりクリーミーなゴルゴンゾーラソースがベストマッチ! きのこ入りのクリームソースでも良いし、トマトソースやミートソースでも美味です。
基本的に、ニョッキには魚介系のソースはあまり合わないので、野菜や肉類、クリームやチーズなどのソースを合わせます。

今月のワイン

『Trebbiano D'Abruzzo 2006』

トレッビアーノ

イタリア/アブルッツォ州 
若々しくフレッシュで華やかなワインです。
トレッビアーノ種はイタリアで最も多く栽培されている白ブドウ品種で、フランスではユニ・ブランと呼ばれ、主にブランデーを造る際に使用されています。味わいは程よくコクのあるワインです。
造り手のCasal Thaulero 社は幅広いレンジを持っていて、こなれた口当りの良いワインを造っています。

『Merlot Grave del Friuli 2007』

メルロー種

イタリア/フリウリ ヴェネツィア ジュリア州                ブドウ品種はフランス原産のメルロー種を使用。
造り手di Lenardo(ディ ェナルド)社は創業は1878年でこの地区の名門ワイナリーです。
畑はSAN MARTIN(サン マルティン)で砂利の多い土壌でメルロー種が造られています。
イタリアの大地にはカベルネよりもメルローが合うようで滑らかなワインに仕上がっています。

『La Jara Vino Spumante Prosecco Brut』

プロセッコ種

イタリア/ヴェネト州            
重すぎず、軽快さを持った味わいのスプマンテです。
ラ・ジャッラ社はプロセッコの生産者としてはあまり大きなところではありませんが、高品質なスパークリングワインを造っており、ビオロジックで栽培されたブドウを100%使用しています。
ワイナリーの名称である"La Jara"は、方言で"小石"を意味します。近くを流れるPiave(ピアーヴェ)河から運ばれてきた小石と沈泥(シルト)質の多く含まれる土壌は、日中に熱を蓄え、夜の間にその熱を放出します。これによりブドウ果実にフレッシュで華やかな風味が生まれます。また、土壌には石灰分も含まれ、ブドウに繊細な味わいを与えています。
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